毎年恒例となった2月の東北旅行。今回は平泉・一ノ関へと行って来ました。
関東で出会った外国人の方々が口を揃えて、日本を代表する素晴しい美しさだとと言う”平泉・中尊寺の金色堂”。
当時の日本史の人間関係も興味深く、鎌倉(横浜)とも深い繋がりがあるのでずっと行きかった場所でした。
まだまだ雪が残り、情緒たっぷりの旅路となりました。
東京から東北新幹線”やまびこ”に乗り、一ノ関で在来線に乗り換えて約3時間。
快晴で残雪が全く無い、平泉の駅に到着しました。
途中一ノ関でお世話になった観光協会のおばさま。2日間の旅行プランを一緒に考えてくれたり、時刻表を片手に
追いかけてくれたりと心温まる人柄にジーンときます。ありがとうございました。
ポストの上に鳥が日向ぼっこしていて可愛い!(一ノ関駅前) →
月見坂
中尊寺・金色堂へと続く道は、杉並木が続き幻想的な雰囲気が
漂っていました。満月の夜には月光が杉並木から差し込んで
美しい事を伺えます。長い坂道をゆっくり上っていくと・・
坂の途中から雪が吹雪いてきました(気候の変化が激しい・・汗)
← 中尊寺 天台宗の東北大本山
← 重要文化財の為か、すぐ隣は消防署がありました。雪がかなり吹雪いています・・
松尾芭蕉
五月雨の 降残してや 光堂 →
金色堂
ゆるやかな坂を更に上ると、ようやく金色堂へとたどり着きました。
写真撮影は禁止ですが、想像以上に見事な美しさでした。
当時の平安美術の極致である装飾品は、全て金色に光輝いているのですが、決して下世話な感じでは無く
人の手が入っている温かいモノを感じます。当時奥州藤原氏の力のスゴサを実感しました。
4代に渡る奥州藤原氏の当主の遺体も納められています。
数々の素晴らしい工芸品にウットリとした時間を過ごす事が出来ました。
再び一ノ関へと戻り、宿泊場所へと向かいました。お迎えのバスに揺られて30分以上・・どんどん雪が深くなってきました。
今回のお宿は、毎度の如くネットの口コミで選びましたが、口コミ通りのお宿で大満足♪
お掃除の行き届いた広いお部屋に雪見露天風呂など、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
旅行にお宿選びはかなり重要・・(笑)
晩ごはん
写真では撮りきれないぐらいの品数ですが、どれも手が込んでいて
おいしおいし〜!
お餅料理が郷土食なのですが、かなりの絶品。
ボリュームある前沢牛のしゃぶしゃぶなどお肉好きcopanも大満足のお味でした。
朝ごはん
一品一品が手作りのお味で嬉しい朝ごはん。
初めて食べたイカの白子。地元ならでのお味ですが、あっさりしているのに
イカのコクがありおいし!朝から、二人でお櫃のご飯を完食☆
厳美渓
エメラルドグリーンの水と、幾重にも続くゴツゴツとした奇岩に特徴がある絶景の渓谷。優雅な流れの猊鼻渓とは正反対の荒々しさと感じます。
渓流を挟んだ対岸のお店から、お団子が籠に載って飛んでくる空飛ぶ郭公団子が有名です。残念ながら冬季はお休み。
名物のわんこそばに挑戦。
あらかじめ一口分のお蕎麦が盛られて運ばれるので、ゆっくりと食べられます。
いろいろな味の薬味があり、飽きることなくおいしくいただくことが出来ました。
1人前24皿のお蕎麦は、お替りもOK(驚!)さすがのcopanもお替り出来ず(笑)
← 天ぷら蕎麦
大きなプリプリエビと地元で採れた山菜の天ぷら。
こちらもボリュームたっぷり。熱々のお蕎麦と甘いお出汁、
新鮮な山菜は本当においしかった〜!
奥州藤原歴史物語
奥州藤原4世代の歴史と栄華を、リアルな蝋人形を使用し、分かりやすく
学ぶことが出来ました。時代の重要な場面場面が迫力ある蝋人形で
表現されているので、とても楽しい資料館でした。
今なお歴史上のヒーローである源義経との関係は、かなり興味深い
モノがあります。日本人が大切にしている義理や情を強く感じました。