与論島(2006.09)

copanの妹が今年の4月から住んでいるので、会いに鹿児島県最南端の
与論島に行ってきました。噂では聞いていた与論島・・海がキレイだともあまり
知らず・・(笑)今回初めて訪れ、驚きと感動の連続!

昔は沖縄から王さまがやってきて、一時は王国とも言われたそう。
鹿児島県なのに、言葉・文化・風習も独特で全く異なる島なのです☆

人口5000人・島内一周は車で40分。

羽田空港から鹿児島までは約1時間半。
鹿児島から与論島までは1日1便のプロペラに乗り継いで1時間10分。
YS-11というプロペラ機は、もうすぐ引退するらしいのですが
エンジンがかかるのがジェット機よりも早く、すぐに飛び立つので
ビックリ!(笑)乗っていてもブルブル震えているので、笑えました!

鹿児島空港では曇り空だったのに、島に近づくにつれて空の色が
濃くなってきました。飛行機の窓から海を眺めると明らかに島の周りの
海の色が違うことが分かります!透明度が素晴らしく、島全体が珊瑚礁に
囲まれているからこその景色。

与論空港に到着!
とっても小さな小さな空港で、預けた荷物も空港係員(地元のおじさんっぽい)が手で一つ一つ
並べてくれます。復路の時はどうするのかなと思っていたら、自動改札が一つ
セキュリティー機が一つありました。島の人は、とってものんびりしているので
焦りは禁物です・・ゆっくりとした手続きでした(笑)

空港まで迎えに来てくれたkaちゃんと3人で、近くのお勧めの「青い珊瑚礁」へ。
TVでも紹介されたという与論そば。生もずく(酸っぱくない)・さつま揚げ(鹿児島らしい)と豚肉の
角煮が入っています。もずくが練りこまれたお蕎麦は、普通の和蕎麦と違って
とってもおいしい〜☆角煮が苦手なhoneyもさっぱりと食べることのできるお味でした♪

腹ごしらえがすむと、早速海へ・・
シュノーケリングセットや長袖の水着・海用の靴・ヒレなどを全て用意していてくれたkaちゃん
にはお世話になりっぱなし。ダイビングライセンスの無いhoneycopan、体験ダイブの
申し込みをしようかと思っていたのですが、kaちゃからのアドバイスで、今回は
しませんでした。どうかなぁ〜と思っていたけれど、手軽にとってもキレイな
海を楽しむことができるので、かなりお勧めです。

いろんなビーチ・海岸で泳ぎたいというcopanの願いで、kaちゃんの運転する車でアチラコチラ
巡りました。ここの海良さそう〜と言うと、車を止めてセットを身につけ、海へドブン!
かなり野生的な私達・・ほとんどの場所でお魚を見ることができるので、copanはモリ漁を
したかったよう(笑)休日は、学校の先生のkaちゃんも地元の人と漁をする為、潜ったり網をかけたり
モリ漁をするらしく、かなりパワフルです・・

夕方になっても、シュノーケリングに夢中のhoneycopan・・
太陽は沈みかけても、日差しはきつく(痛い感じ)
長袖水着を借りることができて、本当に良かったです。
可愛いビキニを着ているのは、観光客だけと聞き納得・・
島の女性は長袖・長、短パンが常識で、日中は泳がないそう(汗)
なのに、結構日焼けしてしまったので、日差しには注意です。

晩御飯はkaちゃんと一緒にハーブレストランへ。
ゴーヤカルボナーラのおいしさに感激っ!
濃厚なチーズとスライスしたゴーヤがマッチして我が家でも
試してみたいお味でした。与論島の代表フルーツと言えば
ドラゴンフルーツ!とってもキレイな色をしていますが
ねっとりした甘さがなく、どちらかというと味気ない感じ。
ジュースやジャムにして甘さをプラスすると、とってもおいしい
食べ物に変身しちゃうので不思議!しっかりはまってしまい
ました・・☆

島で一番大きいリゾート施設「プリシアリゾート」
全てコテージタイプですが、キレイさサービスなどは、与論感覚です・・笑
観光客の半分は、沖縄からの米軍さんらしきファミリーでした。
朝のバイキングなどは、一瞬ここはどこ?と思います・・

夜にお散歩をしていると、カサカサと雨のような音が聞こえました。
フッと地面を見てみると数え切れない位のヤドカリが、木の根元で大移動・・
大きさもバラバラで、小指の爪位のサイズは、動くスピードが早い早い!
逆に握りこぶしサイズは、ゆっくり〜。一斉にどこに向かっているのかは
分かりませんが、ちょっと「ジブリの世界」を感じました。
どこかに「おおやどかりさま」がいるのかなぁ(笑)
じっと見ていると、無数に動いているので、かなり気持ち悪いです・・
もちろん、昼間に海でもゴロゴロいます。

引き潮の時間にだけ、ぽっこりと現れる百合が浜。
今年は台風が多く、本当は9月も引き潮時に島が現れるそうなのですが
島の砂が流れてしまったそう・・(涙)
引き潮時間の朝9時にグラスボートで向かうと、くるぶしくらいの深さでした。
島の周りはすぐ深くなるので、自己管理の元(グラスボートのおじさんに
助けることはできないと脅されます・・汗)再びシュノーケリングへ。

ドキドキしながらも、カラフルなお魚をたくさん見つけることができました☆

再びお腹がペコペコになったので、ランチはhoneyのリクエストで鶏飯を。
奄美大島名物の鶏飯は大好きな食べ物・・
「たら」の鶏飯は、お出汁が濃厚なのにさっぱりとしていてゴハンが進みます。
もちろん、ゴハンもお代わりしちゃった3人。

*鶏飯:好きな具財(蒸して細く割いた鶏・パパイヤ漬物など)を白いゴハンに
 のせて、お出汁をかけていただきます。

一度kaちゃんと別れて、再び海へ・・(何度目?)
プリシアリゾートのプライベートビーチは、一番人が多かったのでちょっと安心(笑)
浅瀬にもお魚をたくさん見つけることができました(餌付けかなぁ・・)
初のマリンスポーツをと思い、バナナボートに挑戦っ!
関西訛りの係員のお兄さんに、「スーパーハードでお願いします」とcopanが言うと、
すごい勢いで振り落とされそうでした・・(汗)バナナボート、ってお子ちゃん向けだと
思って軽く考えてたのに、必死な形相でしがみついているhoneycopan・・
ビーチを離れて、かなり遠くまで(きっとものすごく深い・・)行くことができて
とっても楽しかったけれど、怖かった・・(笑)
ちなみに、ハードの場合はよく振り落とされるそうなので覚悟が必要です。

夕方まで海を楽しんだ後は、晩ゴハンを再びkaちゃんと一緒に。
木陰で休んでいるcopanですが、この後、ウッドチェアの座席が抜けます・・(≧△≦)
別に笑いを狙った訳では無く、ホントに壊れたよう・・
笑いを連れてくるcopanありがとう〜(お腹が痛くなるまで笑ってしまいました・・鬼嫁?)

晩ゴハンは地元の居酒屋さんで。座った席が悪く(?)、地元のおじさん達の隣・・
案の定、copanはつかまりました。与論の黒糖焼酎「有泉」アルコール度数25度をストレートで飲みまくり・・(苦笑)

<与論献奉>
与論島の客人をもてなす習慣で、島の黒糖焼酎を、人数分まわし飲みをする儀式。最初に親となる人が大きな杯に黒糖焼酎を入れ飲み干す。次に、親が注いだ黒糖焼酎を子が飲み、杯を親に返す。親はまた次の子に黒糖焼酎を注ぎ・・・という風に、いる人数分だけ終わると、また次の親が出てきて、同様に回し飲みを延々と繰り返す。

地元の歓迎なのかなと思いつつ(お酒代は、おじさん達持ち)、正直疲れました・・(涙)
もちろんhoneyは焼酎は飲めませんし、参加していません。数回で終わってくれれば良かったのですが、最後まで延々と続きました。
南国人のcopanは、お酒が飲める為、楽しそうだったので良かった良かった。
離島独特の風習にも、馴染もうとしているkaちゃんは、ホント偉いなぁと思いました。honeyなら絶対無理(笑)

昨日の飲み疲れよりも、日焼けで真っ黒になったcopanは、背中が痛いらしく朝から大変そう(笑)
なので最終日の今日は、レンタカーを借りて与論島観光を楽しみました☆(ようやくっ!)
レンタサイクルが良かったのですが、あまりに暑くて、copanから却下されてしまいました・・。
初日のビーチ・海岸巡りで素通りした場所を再び訪れました。

さとうきび畑の中には超巨大なバッタが無数に潜んでいます。しかも
バサバサと、飛び立ちますっ!

生首ドラちゃん。

女流作家森瑤子さんのお墓。見晴らしが素晴らしく
南国らしい、素敵な(?)お墓。

島で唯一の赤崎鍾乳洞。
とっても親切な係りのおじさんが案内してくれます。
規模は小さいのですが、行き止まりには外が見えてて
驚きです・・(汗)向こうからも入場されたら困るのでは?
暗く、ヒンヤリした鍾乳洞とは違い、かなり蒸し暑いので
南国ならではでした。

*与論島は珊瑚礁が隆起してできた島だと初めて
  知りました。

サザンクロスセンター
小高い丘に建つ、与論島の歴史・文化・自然を知ることのできる資料館。
なかなか充実していて、楽しく学ぶ事ができました♪
展望台からは、与論島全体を見渡す事ができます。
隣に与論城跡があるのですが、未完成だった為、石垣だけが残されていました。

再び、空港近くの「青い珊瑚礁」にてお蕎麦を食べて復路に着きました。
帰りの便の話をすると、注文は聞いてもらえず、運ばれてきたもずく蕎麦(笑)
30分近く余裕があるのになぁと思いつつ、おいしくいただきました☆
もずく蕎麦と、初日の与論蕎麦との違いは具財の豚肉の塩漬け。
なぜ時間がかかるのかは疑問ですが(笑)、こちらもおいしい♪

お値段が350円とは驚き価格。(与論蕎麦は550円)

空港やホテルで食べると1000円近いので、やっぱりお得でボリューム満点・味も良し!

帰りの飛行機から、再び空と雲が美しいのでパシャリ!

3日間の短い与論島滞在でしたが、kaちゃんのおかげで満喫することができました☆
海は美しく、食べ物もおいしく、島人も親切で気さくと、とっても素敵な島でした。
70年代に観光ブームが訪れて、今はだいぶ廃れてしまったとのことですが(確かに町は古い建物ばかり)自然がたくさん残っているので
このままであって欲しいなと勝手な願いです・・。

※与論島の驚き・・※
・天気予報は滞在中、全く当たりませんでした。予報では雨でしたが、一度も降らず・・現地の人も参考にしないとのこと。
・新聞の朝刊は夕方に届きます。1日1便の船でいろいろ物資が運ばれてくるそう。
・ガソリンは1リットル190円。(当時横浜は、140円でした)
・全てが島価格の為、日用品は高いです!鹿児島から離島の順番に10円ずつ値上がりします。
・島魚とは、島近隣で獲れる名も無い魚。淡白でおいしかった♪
・かつて沖縄県与論町となりたいと、騒動が起こったそうですが、鹿児島県与論町にと落ち着きました。
 (沖縄からは飛行機で30分、島からは肉眼で充分見ることができます)


イェーガマ